愛対する哀について
作词 : nogumi
作曲 : nogumi
僕からこぼれ落ちた愛情を
どこかで誰かが受け取って
その分幸せになってんのなら
よかったなって思えばいいんでしょうか?
それならば誰かの愛情を
奪い取って幸せになったって
怒られやしないなんて
思ってしまうのはいけないことなんですか?
そんなことばっか考えてしまうけど
幸せを望んでしまうのです
この世界は今日も不平等な愛を平等な解と偽ってるように思えて
これがもしおとぎ話なら今頃ハッピーエンドなのにな
かけがえなくってでも欠けてしまってそれはやがて哀へと形を変えて
僕らの心にいつまでも残ってしまうでしょう
僕がどれだけ望んだって
二度と手に入れられないようで
だけどそれは案外ありふれていて
恵まれてるってこととに気づけないで
『どうして』って思いだって
もう遠い過去に忘れてしまったよ
それでもどこか羨ましくってさ
そんなことばっか考えてしまうほど
幸せを憎んでしまうのです
当たり前に今日も抱え込んだ哀を吐き出しきれずにまた何か求めてる
これがもし大衆映画なら悲劇のヒロインぶってられるのに
目に見えなくても確かにあってそれはやがて愛という名前をつけられて
僕らの心をいつからか模っているんでしょう?
それは意図も容易く崩れてしまいそうな不確かなものでした
だけど人はどんな過ちを繰り返したってもう曖昧な解を求めあうの
孤独に塗れた心で受け取った確かな感情
月並みな言葉でいいと思えるほど不可解なものだけど
この世界は不平等な愛を平等な解と偽ってるように思えて
これがもしおとぎ話なら今頃ハッピーエンドなのにな
割り切れなくてでも余りなくて
だから些細なことだってかけがえないって思える
そんな優しさで溢れた世界はここにはないってわかってるから
それぞれささやかな小さな愛で誰かを満たしたいんだね