私の私による私のための
使い古したぼろぼろの心で選ばれたのは最後に残った歌
この先何年も語り継がれていく尽かぬ理想かその程度のもんだろ
これはそうかつまりそうだなんて意味もなく黒を書き足した
分かりきった分からなし言の葉の全てをただ飲み乾して
不安定な基盤だってきっと帰れる場所だなんてもう信じ込んでしまっていた
どうせなら永遠に騙してよ
繰り返す日々の合間ありふれた感情もいつかなんて思いと噛みしめて世に捧ぐ
誰も私のことなんて解っちゃいないそれでも構わないさ
聞き飽きた台詞だって平凡な頭の中掻きまわした末にできた成れの果てたの答え
君も別に私のことに興味はないそれでも別にいいや
別にいいんだ
何も出てこない並べた月並みな暮らしの中じゃそれも見当違いか
私の夢もまた妄想で終わるのか現世に問う教えてはくれないか
変わらないで変わり果てた矛盾をはらむだけの存在だ
剥がれ落ちて剥き出しになった心にすら気づけなしで命を溶かしていく
今となっちや滑稽だ嘲笑ってよ
いつの間にか積もり積もった日々の劣等感がやがて行き場すらもなくし
この身に刺さる
誰も私の気持ちなんて分かりやしない被害者面してんだ
目に見えることにばっか一喜一憂をしてこれじゃだめだなんて言って二の足を踏む
三度目すらも取りこぼしていつの間にか
四の五の垂れるだけさ
辿り着した先に見えた
光も影もない世界で
美しさすら忘れてしまっていた今もどんな色か思い出せなくて
繰り返す日々の合間ありふれた感情もいつかなんて思いと噛みしめて世に捧ぐ