作词 : S e
作曲 : S e
あれから、どれぐらい経つだろう
窓辺の花は枯れてしまった
味のないガムを吐き捨てて
ぬるい水を飲み干した
廃れた街の片隅では
野良猫が大きな欠伸をして
暮れていく夜に飲まれぬように
僅かな火を灯した
まだ 凪いた心の行方は
ゆら　ゆら　ゆら　してる
離したその手を許して
大怪獣が暴れ出す
こんな夜は　貴方との思い出を確かめて
春になれば　この気持ちも
風に舞い飛んでゆくでしょう
嗚呼　どこまで行けるかな
残された日々は長くないだろう
堪らない夜を乗り越えては
まだ蝶の夢を見てる
くだらない映画の最後で
二人は幸せと愛を誓う
捧げた祈りは虚しく
儚く消えていった
笑って？
開いた頁の間から
はら　はら　はら　落ちた
二人の写真を眺めて
大崩壊のシナリオ
そんな馬鹿な最後でも
貴方を連れ去るから
何度だって あの日のこと
繰り返し思い出すでしょう
嗚呼　白く濁っていく
鳴り止まぬセレナーデ
ねぇ　やっとわかったんだ
Too late*3
嗚呼　ずっと迷っていた
あの話の続きも
ねぇ　今なら答えられるのに
貴方はいない
そう　貴方はいない
大怪獣が暴れ出す
こんな夜に動き出す　飛び切りの物語
春になれば　この町とも
すぐにお別れをして
大怪獣によろしく
どんな時も　胸躍る
ときめき忘れないで
何度だって　貴方のこと
ずっと　思い出すでしょう